観察力が上達の方法を教えてくれる

【パーソナルトレーニング|パフォーマンス(音楽): 2017年5月から】


和太鼓のバチの握り方は刀の握り方で、バチの振り方は杖(じょう)の振り方で。古武術の要素をふんだんに生かしてメキメキ上達をされているSさんにお話を伺いました。

信頼する人からの紹介だから信じられた

○○さん(紹介者)に「行ってみたら?Sさんに向いてるような気がするよ」って紹介されたのがキッカケ。○○さんって、独特の感性をお持ちじゃないですか、写真家だし。その直感力が、合ってたんちゃいます?いつも私の必要な時にヒョイと現れる人で。そのタイミングたるやものすごいと私は思っているんですけど。それで来ました。


手の内と連動性が上達の秘訣

カラダの動かし方を全く分かっていなかった

もう全然別物になりましたよ。前はカクカクしていた。力みだらけ。力は入ってたけど、音に力がなかったし、動かし方一つ一つ、何も分かってなかったと今は思います。ブレも大きかった。いや、ほんとにカラダの動かし方を分かってなかったんだと思いますよ、ほんとに。だってずっと運動音痴と思って生きてきたし。

太鼓の教室では万人共通の教え方

太鼓の教室では、万人共通のやり方を教えてもらうから、私個人の特徴まではそんなに改善されない。私、多分いろんなこと(背が高い、手足が長い、細い、感性など)において規格外だから、言われた通りにやると出来ないから、そこを自分なりにどうしていけば良いのかというのがここで分かった。

力を抜く→バチの握り→連動感というステップ

最近音が大きくなったって言われる。力の入れ方と全身の連動感というのが太鼓にも出てきたからだろうと思う。最初は力の抜き方を一生懸命やってたと思うんです、自分では。それがある程度抜けてきて、その次に研究したのはバチの握り方ですよね。刀の握り方を教えてもらいながら、バチの握り方をやって、やっとそれが身についてきて。そして今度は全身の連動ができてきたんだと思う。

「杖フル会」で、バチが軽く振る感覚が出てきた

あの「杖フル会」でやったこともだいぶ良かったと思うんですよね。太鼓のバチより長いものを振るっていう習慣ができてきたから、バチが簡単に思えてくるというか、大は小を兼ねるというか、あれやったのはだいぶ良かったんじゃないかな。連動性は杖でついたんやと思います。自分的にはもうちょっと太鼓と仲良くなりたいなぁ。

カラダの使い方一つで、成長できる!?

3年前か4年前かの動画がね、太鼓のね、横打ちのやつね。こないだたまたま見たんですけどね、ほんとに笑っちゃうくらいヘタクソで。すごいな~と思って。ある意味これは貴重やなあ~と思って。こんな叩き方をしてた人がこんなにちゃんと叩けるようになるんやなぁと思って。ほんとに他人事みたいに、あれはあれでね、ちょっと見せたいくらいですね。


細かいことを見る力、感じる力は笛にも

観察眼・観察力が役にたつ

観察力ですよね、ここで身に付けたのは何より。自分のカラダの観察力。細かいことを一生懸命見ていくということ。それは笛の研究にも繋がってるんやと思います。笛自体は太鼓と違って動きってそんなないんですよね。だから何というか派手な変化っていうのはわからないですけど、それを研究する方法が分かったというか。

感じる力をもっと磨きたい

最初はもっと仁王立ちで肘を張って吹いてたのが、シュッて立って肘を貼らずに吹けるようになってきていて。それっていうのは、自分のどこにどう力が入っているのか、っていうのをずっと観察したから。気付いたら力は抜けるけど、そんなところに力が入ってるっていうことに気付いてないことの方が多いので、それを一個一個解消していくって感じですね。笛の研究は終わることがない、ほんとに。


分かってもらえる人がいると進んでいける

コブトレは面白い。発見があって、発見を分かってもらえる人がいる。私の発見は普通の人に言ってもあんまり共感してもらえないので、その発見をここで喋ったらめっちゃ分かってもらえるっていうのがすごい大きいかもしれません(笑)。レッスン内容もやっぱり濃ゆい。ヨガとかは10人とかおるけど、個人だから自分に合ったことを教えてもらえるから、その学びの密度が濃ゆいですね、絶対ね。とにかく笛も太鼓も一歩一歩行くだけですよね、どこまでも行かないと、と思ってます。


Sさんとは、ただ「立つ」というだけで30分を費やしたこともあります。それくらいマニアックにストイックに感性を磨くことを最優先にしています。

背も高く、手足も長く、細いSさん。手足が長い故に、体軸での動きに切り替えないと、遅れや間違いが目立ちやすく、ごまかしが効かず、損な部分もある。でも技術を磨く、カラダ使いを誰よりも上手くするチャンスが、だからこそあるんですよね。

マニアック同士の会話を楽しみながら、これからもいろんな方面に可能性を伸ばしていけるよう、しっかりしたカラダ使いをサポートしていこうと思います。