なかなか覚えられない方へ


確実にやるには難しい(汗)

ココチラボで教えている、うちの流派の「礎(いしずえ)」という基礎運動があります。

カラダ作りの基礎になるので、しっかり覚えて家でもやっていただきたいと思っています。

「確実に覚えたい」「間違いなく覚えたい」「きちんと覚えたい」と皆さんが大切に思ってくださっていることに感謝です。

でもかんたんな動きなのに覚えられない。肩甲骨?緩み?使い方がわからないからできない。

すると、どうしてもレッスンできっちり覚えてから家でやろうと思ってしまいがち。となると覚えるまでにそもそも時間がかかりますし、家でやらないので覚えられないというループに。

 

奥義だから、それだけの内容

礎という動きは武術の要素が組み込まれた、いわゆる奥義です。それだけ奥が深く、身につけることで身のこなし、体捌きが確実に変わる内容になっています。

ただしカラダの奥を使ったり、骨で動くものは、筋トレのように「やった感」がないのがネックです(笑)軽くできた時に褒められるので「へ?」「え?今どうやってやったか分からない!」よくある反応ですが、どうしようもありません(汗)

 

一番近道の方法

となると、なおさら、どうやって学んだら良いか?気になりますよね。

まずはカラダで遊ぶこと

と、皆さんにお伝えしています。

間違っていたって良いんです。どちみち深い部分を使えるようになるには時間がかかります。最初から確実にできることはまずありません。

例えば肩甲骨を動かす動き。「あぁ、この部分を動かせば良いのね」と僕の指示したところを動かせるのであれば別ですが、たいていは「ん?肩甲骨?私にもあるの?」レベルです(笑)それが普通です。

まずはその周辺を動かす練習をしてみる。それで引き出しをたくさん作ることを実践してみてください。合っているかどうかはレッスンに来て確かめる。

たとえ意図していたところと違う場所であっても、「今の感覚はこの部分を使っている」とわかれば「この少し内側なんだな」とそれが指標になります。

 

自分のカラダで遊ぶ習慣を

僕の役目は、皆さんのカラダの使い方のレベル、感覚の鋭さのレベルを上げるとともに、こういう時はどうしたら良いのだろう?と考える力、解決する力をつけることだと思っています。

器用な人、不器用な人、マネが上手い人、下手な人、集中できない人などさまざまおられますが、誰かと比べる必要はないですので、自分なりに自分のカラダで遊んでみてください。電車に乗りながら、テレビ見ながら、仕事しながら…カラダはいつでもそこにありますので。