運動神経について
運動神経がある?ない?
ある方が「運動神経がないんです。走るのは早いのですが、ボール運動はダメで、ボールを何かで打つテニスみたいなのはもっとダメ」と。
早く走れるって「運動神経ええんちゃうん」と言われるのが普通だとは思いますが。
これを聞くと「運動神経」って、捉え方が人それぞれなのがわかります。
そもそも運動神経って?
本来の運動神経の意味は、筋肉の動き(内臓も含む)を指令する脳からの神経のことです。
運動能力のことではないんですよね。
センス(感覚)について
センス(感覚)があるとは?
僕がいつもお話しする「センス(感覚)」は「フィジカルセンス=肉体的感覚」です。
あくまでもココチラボ内での話ですが、「センスがある」「感覚が鋭い」人というのは、僕が見せた動きや、指示した動きにすぐに反応できる人でしょうか。
見る力とマネする力や動かすコントローラーとのズレがあまりない人がセンス(感覚)があると言えるかもしれません。
センスは運動経験と関係ある?
その「センス」は過去に運動していた人が必ずしも持っているものではありません。
運動を避けてきた、苦手と思っている方でも、「センス」があるという人も多いのです。
なのでこれも運動能力とはまた意味が異なります。
センスは磨ける?磨くと?
運動経験と関係がないからこそ、誰でも磨けます。
ある動きができないとしたら、それは脳からの動きのコマンド(神経回路)がまだないというだけ。
反復練習により作ってあげることが可能で、その数が多いほど、動きのパーツが増えます。
その上で運動(スポーツ)をすると、同じ動作でもまったく質の違うものになり、ケガをしにくく、軽いカラダに変化していきます。
ココチラボ流センスの磨き方
どうやって磨けば良い?
あくまでもうちの方法はちょっと変わってますので、ご了承ください(笑)。
まずは無駄なもの、回路を邪魔しているもの(動きのクセや思考のクセ)、またその人が持っている必要な回路を見極めることを最初に行います。
これは自分ではなかなか気づくことができないんですよね。なので僕と一緒に発見していきます。
神経回路に働きかけようというんですから、繊細な作業(かなり地味です(笑))です。
パーツが増えてきたら、次は連動。その次は物を持った状態での連動…と先は長いですが、センスはどんどん磨かれていきます。
自由自在に動かせるカラダを
センス(感覚)が磨かれると、自分の思っている動きと実際の動きとのズレが少なくなります。
ズレは年齢とともに大きくなる傾向があり、思わぬところでつまずいたり、階段を踏み外したり、スポーツでもケガの原因になるので注意しなければなりません。
センス(感覚)はスポーツのためだけではなく、日常でもとても必要です。
運動ができないからと諦める必要もなし。カラダは神経レベルでまだまだ進化できます。地味〜ですが(笑)