日本舞踊家


見た目は優雅でも基本姿勢は常に中腰で、スクワットのような足腰の屈伸運動を頻繁に行う。とにかく立ったり座ったりが多い演目は疲れやすい。

手足の角度や身体の姿勢を、美しく、かっこよく見えるようにするには、しなやかな体軸といかに手足の力みを抜くかがポイント。


『膝を痛めない・腰を痛めない・立ち座りを楽にする』

腰を落とすために『膝を曲げて』しまうと、膝を痛める。お尻が出て前傾姿勢で不格好にもなる。膝に負荷をかけるため、腰でバランスを取ろうとすると、腰を痛める。長い演目だと、長時間負荷をかけ続けることになる。

ココチラボでは『中心軸が働く』練習と『膝の抜き』の練習で、腰の位置を保てるようカラダを作る。膝を緩め、余裕を持たせ、自在に動く状態をキープできると、痛めず、姿勢が崩れず、体力を消耗しにくい。

『指先までしなやかで綺麗な動き』

形を覚えるだけでなく、女性らしさ・色っぽさを表現していくには、四肢の脱力が必須。上半身に無駄な力が入ると下半身(全身)にも影響し、また下半身も同様、上半身(全身)に影響する。

ココチラボでは、例えば上半身では、肩や腕だけでなく、肘、手首、手、指先まで脱力する感覚を身につける。脱力した上で、一つ一つの関節、肩甲骨から指先までを繋げながら動かすことでしなやかな動きに変わっていく。パーツでの使いこなしも、また全身の連動性も練習する。力みのない下半身で支えられていると上半身や表情にも自由さが増し、また骨盤から上の上半身の位置がキープできていると下半身も自在に動かすことができる。