とにかく重い撮影機材、移動距離、無理な体勢での撮影など、体力勝負の仕事。筋力も大切だが、筋力に頼りすぎると、年齢と共に疲れやすくなる。また女性にはただただキツイ仕事になる。骨で立つ・支える・体軸の感覚で疲れにくいカラダを作り、カメラとの接し方(持ち方)を変えていくことでブレない写真を撮ることができる。
『体力を消耗しにくいカラダ使い』
撮影機材(カメラ、レンズ、ストロボ、三脚)は重い時で10キロにもなる。撮影の種類・場所によって長時間の移動や山登りなど、重い荷物を背負いながら数時間歩き続けた後、撮影が始まることもある。体力を消耗するとブレを抑えられなかったり、シャッターチャンスを逃すことにつながる。疲れにくい歩き方、また下半身の柔軟性と強化が必要。
ココチラボでは重い荷物、重いカメラをどう運べば体力を消耗しにくいか、疲れにくい歩き方を身につけていく。股関節や膝を柔らかく使えると山での移動なども楽になる。
『脱力』
カメラを構える際、筋肉に無駄な力が入っているとブレが生じやすいので、なるべく脱力した状態を維持することが大切。ブレを意識的に抑えることができると、シャッタースピードをゆっくりしやすくなる。
ココチラボでは物体と接点(刀や杖)の練習をする。重さがあるものは特にカラダは反射的に力を入れるもの。柔らかく持つ手(手の内)を作ることで自分のブレが生じにくく、カメラレンズに影響がでにくい。
『骨で支える・体幹・体軸』
骨格で支えられれば、脱力がしやすく、また維持しやすく、体力も消耗しにくい。撮影時も高さを維持することができ、だんだんとカメラ・レンズが下がっていくことを防止できる。骨の感覚ではなく、筋力で重い荷物やカメラを持ち運ぶと、カラダの歪みが起こり腰や膝、肩、腕などを痛めやすいのも課題。構図によって中腰でしゃがんだり、寝転んで、または背伸びしてなど無理な体勢になることも多く、支える力が弱いとブレブレの写真になりやすい。
ココチラボでは無理な体勢でも、どうすれば楽に構えることができるか?どうすれば体に負担をかけないかを一緒に研究していく。カラダの歪みがひどくなると健康上の問題も出てくるので、しっかり予防していく。骨で支える、体軸を感じることで、長時間同じ体勢も維持しやすくブレを防ぎ、疲労によるシャッターチャンスを逃すこともなくなる。